Story1-①:不安定な個人

現代社会において、個人の存在が、ますます不安定になっています。

その原因の一つとして、個人と「中間集団」との帰属関係の希薄化があります。

「中間集団」とは、個人と国家あるいは全体社会の中間にあって、両者を媒介する集団のことを言います。

代表的なものとして、会社や学校そして自治会などの地域集団があります。

私たちは、「中間集団」に所属することにより、全体社会とつながっています。

その関係性(構図)によって、社会における安定を得られているわけです。

しかし、この関係性が希薄化することによって、個人の存在は不安定になり、今後もこの傾向は衰えないでしょう。

そのため、個人と「中間集団」の帰属関係の再構築が要請されるわけですが、どのようにすればそれが可能になるのでしょうか。

このようなことを主なテーマにして、思いついたことを色々と投稿していきたいと思っています。

 

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